1.尺八の構え
1.1 尺八の事前確認
@尺八の継ぎ目がずれていないか、孔が一直線になっているかを確認します。
尺八の構え方
A立ち姿の構えを基本にします。座ってもこの構えを維持することが大切です。
B尺八を持ち、肩の力を抜き、両手を軽く両脇に添 えます。長時間持っても疲
れにくい楽な姿勢をイメージします。
C全体の立ち姿は軽くお辞儀をした「く」の字の形に、顎を引き、尺八の先端を
見るようにします。(下左の写真)
1.3手と指の操作
@運指表の指位置に指を置きます。
A尺八と指は直角になるのが理想ですがやや斜めになっても結構です。
B指はピアノの鍵盤を叩くイメージで、指全体を蒲鉾型にやや丸めます。
孔の開閉は、指の付け根で指を上下し孔を開閉します。指の関節を曲げて孔
を開閉する操作は「メリ」の場合を除きしてはいけません。
C左右の手の甲と人差し指と薬指の先が尺八と平行に、指先は孔から少し出る
感じで指先の腹で孔を感じ取ります。(上右の写真)そのためには手首は柔ら
かく内側に「く」の字に少し曲げると良いでしょう。
D指の上げ方が小さいと音が籠りますので注意しましょう。